DeFi の「リアルイールド」とは?(見せかけの APY の見抜き方)
リアルイールドの原資は、トークンの増刷ではなく実際のプロトコル収益です。続く利回りと、長続きしないインフレ型 APY の見分け方を解説します。
APY 7,000%。とてつもなく魅力的に見えますが、ひとつ質問をするまでの話です。その利回りはどこから来ているのか? DeFi では、この答えがリアルイールドと、ゼロへのカウントダウンを分けます。見分け方を説明します。
利回りの出どころは2つ
DeFi の利回りは、どれも次の2つのどちらかから支払われています。
リアルイールドの原資は、プロトコルが稼いだ実際の収益です。取引手数料、貸付の利息、決済手数料など。現実の活動によってお金が仕組みの中に入ってきて、それが参加者に分配されます。誰かが本当にサービスにお金を払っているから、続けられるのです。
インフレ型の利回りの原資は、新しいトークンの増刷です。「APY」の正体は、刷りたての供給をステーカーに渡しているだけ。外からの収益はなく、プロトコルは一部の人に払うために全員の持ち分を薄めています。発行量が多いほど表示される APY は高くなり、売り圧も絶えません。新しい買い手が来なくなった瞬間、数字は崩れます。
| リアルイールド | インフレ型の利回り | |
|---|---|---|
| 原資 | プロトコルの収益 | 新しいトークンの増刷 |
| 続くか? | 活動が続くかぎり | 続かない。新しい買い手が永遠に必要 |
| 供給への影響 | 中立、またはデフレ | 希薄化 |
| 見分けるサイン | 「X を稼ぎ、Y を払う」 | 「ステークで APY 5,000%」 |
見せかけの APY を見抜く
どんな利回りも、次のチェックにかけてみてください。
- 出どころをたどる。 どんな現実の活動が利回りを払っているのか、プロトコルは一文で説明できるか。「うちの取引所の取引手数料」なら本物です。裏付けの収益がない「ステーキング報酬」は増刷です。
- 発行量を見る。 報酬トークンの供給が急速に増えているなら、その APY の中身はほとんどが変装した希薄化です。
- 大きさではなく持続性を確かめる。 信じられる 8% は、信じられない 8,000% に勝ります。大きな数字はたいてい、高い収益ではなく大量の発行の表れです。
- デフレの仕組みを探す。 本物の収益があるプロトコルは、自分のトークンを買い戻してバーンしていることが多い。増刷とは正反対の動きです。
実際のリアルイールドはどう見えるか
Pots Money は、トークンの発行ではなく収益のループを軸に作られています。Pots Market での予測市場の活動が手数料を生み、その手数料がトレジャリーに入り、トレジャリーが市場から IBS を買ってバーンする。供給を膨らませるのではなく、締めていく流れです。報酬はこの現実の活動に結びついていて、トークンには検証可能な担保フロアがあります(ペッグではありません)。
大きな数字について一言。「参考 APY」は、現時点の条件でのスナップショットであって、約束ではありません。本物であれ何であれ、DeFi の利回りはすべて市場の状況に左右され、変わりうるものです。見出しの数字を追いかけるのではなく、出どころを理解することが大切です。
まとめ
リアルイールドは分け合われた収益、見せかけの利回りは刷られた供給です。何かをステークする前に、お金がどこから来るのかを聞いてください。プロトコルが現実の活動を示せないなら、その APY は次に入ってくる誰かからの借り物です。Pots Money が予測市場の活動をどう利回りに変えているかもご覧ください。